商標登録をする時に、カタカナとアルファベットや漢字とアルファベット、漢字とひらがななど二段書き商標を申請するケースがあります。正直言って二段書き商標はそれほどのメリットがあるのでしょうか。それともそれほどのメリットがないのでしょうか。今回は二段書き商標のメリットとデメリットについて詳しく紹介していきます。
費用が節約できる
二段書き商標をするメリットの一つとして特許庁へ支払う料金がお得になりますし、特許事務所の手数料も抑えることにつながります。普段であれば2つ申請しないといけないものが、二段で申請するわけですので1つで済むという利点があります。費用の節約にもつながりますので、必要であれば利用したいという風に思うかもしれません。
2つとも商標登録しているわけではないことに注意する
二段書き商標というのは、二段書きの商標として権利が認められているに過ぎず、上下それぞれ商標の権利があるというわけではないです。つまり、2つとも商標登録をしているわけではないという点には注意してください。
別々に使うことを想定するなら2つとも商標登録するべき
二段書き商標というのは上下セットで使われる時に商標として認められますが、上下セットで使うことを想定している場合にのみ有効な方法です。上下別々で商標を使うことを想定しているのであれば、お金は余計にかかりますが、2つとも商標登録をしたほうがいいです。
二段書き商標して意味があるのかどうかを確認する
商標登録をする時に二段書き商標を検討していることがあり得ますが、二段書き商標をする意味があるのかどうかをよく検討してみてください。セットで使うか別々にして使うのかということを考えてみてください。